「時代遅れ」「過去の遺物」など、なくなる、なくなると、さんざんに言われ続けたメインフレーム・コンピューターですが、 未だにその気配はありません。金融、製造業、公共機関などを始めとする日本の基幹産業では今日も働いていて、 社会のインフラシステムを支えています。 しかし、Webサービスやオープン系システムの台頭に伴い、多くの企業ではコンピューター・システムの技術者を、UnixやWindowsシステムのシステムエンジニア、Webデザイナー、プログラマーとしてシフトしてきました。
メインフレーム・コンピューターのシステムは現役で活躍しているにもかかわらず、高度なスキルをもったエンジニアは引退していく... 2007年問題の影響を大きく受けるプラットフォームでもあります。今まで大型汎用機など見たこともない若手エンジニア達が、 今後携わる機会が増えていく可能性は高いと思われます。アルテシードはそんな現状の中で、メインフレーム・コンピューターに関する技術情報を独自の視点で提供し、 基礎知識や実践的な技術を広めることで、企業の情報システムを支えるお手伝いをしています。
Information
- 2023-04-20
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新刊本のお知らせ
メインフレーム全盛期、殆どのエンジニアが必携として持っていた「システム/370便覧」を新しい形で復刻しました。今日ではアセンブラーでアプリケーション・プログラムが新たに作られることはほぼありませんが、過去に作られたアセンブラー・アプリケーションの保守を行う方のハンドブックとして利用できます。機械命令一覧、アーキテクチャーの概要に加え、アセンブラー言語とz/OSアセンブラー・サービスのリファレンスも掲載しました。うろ覚えの機械命令のオペランド、条件コードの意味、MVSやデータ管理のマクロ命令のパラメーターなどを確認するのに便利です。詳細は、webページ左側のナビゲーション・バー「アルテシード書籍案内」をご覧下さい。 - 2022-11-01
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新刊本のお知らせ
z/OSの主たる機能や構成に関する総合解説書として「z/OSファンダメンタル・スキル」を刊行しました。既刊本「メインフレーム・オペレーティング・システム入門」の後続書としての位置付けで、z/OSの入門書などでOSの概要を学んだ方が、次のステップに上がるための土台(fundamental)となるz/OSの機能や構成に関する基礎知識の習得に役立ちます。新入社員や業務経験の少ないエンジニアが、z/OSシステムで構築された実際の業務に携わる上で必要な基礎知識を習得するための自習書や社内研修教材として活用できます。詳細は、webページ左側のナビゲーション・バー「アルテシード書籍案内」をご覧下さい。