
「時代遅れ」「過去の遺物」など、なくなる、なくなると、さんざんに言われ続けたメインフレーム・コンピューターですが、 未だにその気配はありません。金融、製造業、公共機関などを始めとする日本の基幹産業では今日も働いていて、 社会のインフラシステムを支えています。 しかし、Webサービスやオープン系システムの台頭に伴い、多くの企業ではコンピューター・システムの技術者を、UnixやWindowsシステムのシステムエンジニア、Webデザイナー、プログラマーとしてシフトしてきました。
メインフレーム・コンピューターのシステムは現役で活躍しているにもかかわらず、高度なスキルをもったエンジニアは引退していく... 2007年問題の影響を大きく受けるプラットフォームでもあります。今まで大型汎用機など見たこともない若手エンジニア達が、 今後携わる機会が増えていく可能性は高いと思われます。アルテシードはそんな現状の中で、メインフレーム・コンピューターに関する技術情報を独自の視点で提供し、 基礎知識や実践的な技術を広めることで、企業の情報システムを支えるお手伝いをしています。
Information
- 2025-01-20
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新刊本のお知らせ
IBMメインフレーム・コンピューターのzアーキテクチャーに基づく64ビットCPU命令及びzアーキテクチャー以降に追加された各種の新命令の解説書です。z/OSの下で動かす64ビット・アセンブラー・プログラムを作る上でのハンドブックとして利用できます。主だった64ビットCPU命令の解説の他に、64ビット関連のアーキテクチャーの概要、z/OSにおける64 ビット・アドレッシングとz/OS 64 ビット・アドレス空間の利用方法、64ビット・アドレッシング・プログラムのリンケージ規約などについての解説も加えました。詳細は、webページ左側のナビゲーション・バー「アルテシード書籍案内」をご覧下さい。 - 2023-04-20
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新刊本のお知らせ
メインフレーム全盛期、殆どのエンジニアが必携として持っていた「システム/370便覧」を新しい形で復刻しました。今日ではアセンブラーでアプリケーション・プログラムが新たに作られることはほぼありませんが、過去に作られたアセンブラー・アプリケーションの保守を行う方のハンドブックとして利用できます。機械命令一覧、アーキテクチャーの概要に加え、アセンブラー言語とz/OSアセンブラー・サービスのリファレンスも掲載しました。うろ覚えの機械命令のオペランド、条件コードの意味、MVSやデータ管理のマクロ命令のパラメーターなどを確認するのに便利です。詳細は、webページ左側のナビゲーション・バー「アルテシード書籍案内」をご覧下さい。